明け方に山月記を読み返す部🌓⛰🐅

1:2019/12/05(木) 04:57:17.38ID:3QPZFQ4J0 🐯・・・

32:2019/12/05(木) 05:11:14.96ID:3QPZFQ4J0

(昭和17年2月發表)

43:2019/12/05(木) 05:21:40.57ID:xxoq5zeAd

妻子の為なんやから自尊心傷付くぐらい我慢せーや

20 2019/12/05(木) 05:05:41.85ID:W8AsMySa0

詩人として名を馳せたいって大物YouTuberになりたいとかそのレベルやろ
残当

23 2019/12/05(木) 05:08:12.52ID:3QPZFQ4J0

>>20
全然ちゃうぞ
昔の知識層は皇帝も官僚も詩をやって当たり前
日本やったら天皇も武将も和歌をやって当たり前
詩歌を極めれば帝から招かれて教える立場になることだってある

28:2019/12/05(木) 05:09:47.46ID:df/jWIh8r

>>23
愛ちゃんやってYouTube観てるかもわからんやん

40:2019/12/05(木) 05:19:45.65ID:3QPZFQ4J0

文字禍 中島敦

21:2019/12/05(木) 05:05:59.20ID:3QPZFQ4J0

己れは詩によつて名を成さうと思ひながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交つて切磋琢磨に努めたりすることをしなかつた。かといつて、又、己れは俗物の間に伍することも潔しとしなかつた。共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所爲である。

己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨かうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出來なかつた。

己れは次第に世と離れ、人と遠ざかり、憤悶と慙恚とによつて益々己の内なる臆病な自尊心を飼ひふとらせる結果になつた。

人間は誰でも猛獸使であり、その猛獸に當るのが、各人の性情だといふ。己れの場合、この尊大な羞恥心が猛獸だつた。虎だつたのだ。之が己を損ひ、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形を斯くの如く、内心にふさはしいものに變へて了つたのだ。

30:2019/12/05(木) 05:10:27.99ID:W8AsMySa0

>>23
はえー
格が違うんやね

31:2019/12/05(木) 05:11:03.59ID:3QPZFQ4J0

 一行が丘の上についた時、彼等は、言はれた通りに振返つて、先程の林間の草地を眺めた。忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。虎は、既に白く光を失つた月を仰いで、二聲三聲咆哮したかと思ふと、又、元の叢に躍り入つて、再び其の姿を見なかつた。

33:2019/12/05(木) 05:11:50.35ID:3oZfLfCWd

実際天ちゃんもYouTube見たりするんやろか

10:2019/12/05(木) 05:01:20.38ID:3QPZFQ4J0

 今から一年程前、自分が旅に出て汝水のほとりに泊つた夜のこと、一睡してから、ふと眼を覺ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでゐる。聲に應じて外へ出て見ると、聲は闇の中から頻りに自分を招く。

覺えず、自分は聲を追うて走り出した。

無我夢中で駈けて行く中に、何時しか途は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫んで走つてゐた。何か身體中に力が充ち滿ちたやうな感じで、輕々と岩石を跳び越えて行つた。氣が付くと、手先や肱のあたりに毛を生じてゐるらしい。

少し明るくなつてから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となつてゐた。

37 2019/12/05(木) 05:17:19.22ID:U8cQRcA10

ココがワイに刺さる

己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨かうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出來なかつた。

42:2019/12/05(木) 05:20:43.68ID:U8cQRcA10

>>37
衆に交わって己が珠を磨くことやったんやろ
というかワイも臆病で他者の批評を恐れるからこの言葉が刺さるんや

11:2019/12/05(木) 05:01:45.30ID:3QPZFQ4J0

自分は初め眼を信じなかつた。次に、之は夢に違ひないと考へた。夢の中で、之は夢だぞと知つてゐるやうな夢を、自分はそれ迄に見たことがあつたから。
どうしても夢でないと悟らねばならなかつた時、自分は茫然とした。さうして、懼れた。全く、どんな事でも起り得るのだと思うて、深く懼れた。

しかし、何故こんな事になつたのだらう。分らぬ。全く何事も我々には判らぬ。理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取つて、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。

自分は直ぐに死を想うた。しかし、其の時、眼の前を一匹の兎が駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中の人間は忽ち姿を消した。

再び自分の中の人間が目を覺ました時、自分の口は兎の血に塗れ、あたりには兎の毛が散らばつてゐた。之が虎としての最初の經驗であつた。

27:2019/12/05(木) 05:09:46.14ID:3QPZFQ4J0

 言終つて、叢中から慟哭の聲が聞えた。袁傪も亦涙を泛べ、欣んで李徴の意に副ひ度い旨を答へた。李徴の聲は併し忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻つて、言つた。

 本當は、先づ、この事の方を先にお願ひすべきだつたのだ、己れが人間だつたなら。飢ゑ凍えようとする妻子のことよりも、己の乏しい詩業の方を氣にかけてゐる樣な男だから、こんな獸に身を墮すのだ。

 さうして、附加へて言ふことに、袁傪が嶺南からの歸途には決して此の途を通らないで欲しい、其の時には自分が醉つてゐて故人を認めずに襲ひかかるかも知れないから。

又、今別れてから、前方百歩の所にある、あの丘に上つたら、此方を振りかへつて見て貰ひ度い。自分は今の姿をもう一度お目に掛けよう。勇に誇らうとしてではない。我が醜惡な姿を示して、以て、再び此處を過ぎて自分に會はうとの氣持を君に起させない爲であると。

17:2019/12/05(木) 05:04:52.21ID:3QPZFQ4J0

 袁傪は又下吏に命じて之を書きとらせた。その詩に言ふ。

偶因狂疾成殊類  災患相仍不可逃
今日爪牙誰敢敵  當時聲跡共相高
我爲異物蓬茅下  君已乘軺氣勢豪
此夕溪山對明月  不成長嘯但成嘷

26:2019/12/05(木) 05:09:29.09ID:axr2Bkg70

長い😭

36:2019/12/05(木) 05:14:25.81ID:U8cQRcA10

>>20
どっちかと言うと受験勉強頑張って公務員になりたいと言うのが近い

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